買取か委託か?
『着なくなった背広買収します!』
魅惑的なキャッチフレーズと高額買取事例で買取を催促するチラシや広告。
当店にもお預かりしている20年くらい前のスーツやジャケットがあり、こちらが考えていいる価格に近ければ一度出してみても良いかと思い連絡してみることにしました。
↑こんな感じの肩パッドがしっかり入りパンツもツータックでまた上がめちゃ深くて、渡り幅も38cmくらいあるスーツとか。
昭和スーツ、バブルスーツに近いものがあります。
形は古いけど、作りは良く素材も良いものを使っていて大切に着てきたであろう、へたりも少なく物理的にはまだまだ着れそうなのですが。。。
当時服好きの間ではまぁまぁ名の通った有名なブランドで10万円前後、ものによっては15万円くらいしたものもあるので、『キャンペーンで3割増し・高額査定』のキャッチコピーに期待してみたところ。。。
なんと、一着あたり500円~1000円!!
ひどくないですか?いやそんなものなのかもしれないけど。。。
まぁ10年前に買ったこだわりのマイノリティブランドの3万円のニットと2年前のユニクロのカシミアニットが同じくらいの値段ですからね。。。
ファッションの価値がおかしなことになっているなぁと感じます。
モデル落ちといえども、買われたお客様の思い入れや思い出をこの価格で売るなら、まだ着てくれる知り合いなどにあげてしまった方が良い気が。。。
私はこのような古くて思い入れのあるアイテムを委託販売しています。
この500円と言われたスーツを5,000円で販売します。きれいに手直しして、また活躍できる場所に届いてもらえば嬉しいです。
どちらを選ぶ人が多いんだろう?ふと疑問に思いました。
時間は多少かかってもよい、納得できる価格で売りたい、ぜひ一度ご相談ください。